F1情報通

このスポーツの歴史上、おそらく最も有名なデザイナーであるニューエイは、環境と持続可能性が注目すべき「大きな問題」であることを認めている。
レッドブルのチーフテクニカルオフィサーであるニューエイは、『motorsport-magazin.com（モータースポーツマガジン）』に、「F1はその中で役割を果たすことができるし、果たさなければならない」と語った

「しかし、電気、バイオ燃料、合成燃料、水素など、エネルギー源をどこから得るべきかという議論がある。特に電気自動車については、間違った情報が多く出回っている」

「電気自動車の二酸化炭素排出量は、ガソリン車よりはるかに多いことが知られ始めている」

「風力や太陽エネルギーによる電気が無公害であるという仮定は、単純に正しくないのだ」

F1マシンに関しては、ハイブリッドの「パワーユニット」技術は非常に効率的だが、ニューエイは、マシンの重い重量がその多くを相殺していると言う

「車を走らせ続けるために使われるエネルギー量については、誰も話題にしないようだ」

「私たちのクルマは大きく重くなり、空気抵抗が大きいため、特に空気力学的に効率的とは言えなくなってしまった。残念ながら、F1はこの新しいルールで正反対のことをやってのけたんだ」

「F1や一般的な自動車産業にとって、より大きく重いクルマは間違った方向だ。また、バッテリーで走るのかガソリンで走るのかに人々がこだわることも、まったく間違った方向であることは明らかだ」

「最大の問題は、そのエネルギーがどこから来るかにかかわらず、マシンを動かすのに必要なエネルギーの量だ」