F1情報通

ピレリのモータースポーツディレクターであるポール・ヘンベリーが来季のテストドライバー候補に数人の名を挙げた。
ヘンベリーが言うには、ルーカス・ディ・グラッシとのテスト契約は来年末まで続くという。
「ルーカスは素晴らしい仕事をしてくれている。来年以降、彼が2014年にとどまるかどうかはわれわれの決定による」とヘンベリーはブラジル『Totalrace（トータルレース）』に述べた。

元トロ・ロッソドライバーのハイメ・アルグエルスアリも2012年にピレリのテストドライバーを務めてきたが、来季はレースシートを取り戻したいようだ。

ヘンベリーは「ルーカスに加え、われわれは（エイドリアン）スーティルやアルグエルスアリといったマーケットに上がっている他のドライバーを検討している」と続けた。

しかしながら、1年をベンチで過ごしたスーティルは来シーズンにレースするプランを持っている模様。公式ウェブサイトが更新され、"次の目的地：オーストラリア"という文句が掲げられている。

小林可夢偉（ザウバー）についてはどうだろう？　今のうわさでは、可夢偉のザウバーのシートは『Telmex（テルメックス）』の支援を受けるエステバン・グティエレスか、印象的なルーキー、ロビン・フラインスが手にすると言われている。

「可能性はある。彼（可夢偉）がどうなるか見てみるつもりだ。彼は（レース）シートを得ようとしているだろうから、待ってみよう」とヘンベリーは語った。

また、ピレリのテストドライバー候補には今季末で引退するミハエル・シューマッハ（メルセデス）の名もあったものの、「日本で彼を説得しようとしたが、うまくいかなかった。彼はスカイダイビングか何かをしたいんじゃないかな」とヘンベリーは笑っている。