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ロータスのロマン・グロージャンはタイトル争いに残るチームメイトのキミ・ライコネンに譲ることがあるかもしれないと明かした。

1戦の出場停止処分を経て今週末のシンガポールでレースに戻ってくるグロージャンは、選手権争いの穴馬的存在と目されるライコネンにランキングで大きく差をつけられている。

「残るシーズンでサポートの役割をするためだけにここにいるとは言わない。もちろん、チームには可能な限り最高のリザルトを残してほしいし、僕とキミのポイント差を見れば自分のリザルトばかりを考えるのは愚かだろうね」

シーズン中盤にかけてはバレンシアで優勝争いをするなど強いパフォーマンスを見せたグロージャンだったが、最近の勢いは落ち込んでいる。

しかし、スパ・フランコルシャンでスタート直後の混乱を招いてモンツァに参戦できなかったことが、グロージャンにとっては学習し、反省するためのいい機会になったとチーム代表のエリック・ブーリエは語った。

「彼は間違いなく教訓を得た。一面では彼にいい影響を与えるだろう。それについては多くを話してきたし、ある部分では間違いなく彼にとってベストだった」

「彼はさらに自信を深め、これらのことについて議論し調整することでより良くなるだろう」

グロージャンが『L'Equipe（レキップ）』に語ったところでは、モンツァでドライバーミーティングに出席した際、ベルギーのアクシデントでリタイアに追い込まれたフェルナンド・アロンソ（フェラーリ）からは暖かく迎え入れられたものの、ルイス・ハミルトン（マクラーレン）には無視されたという。